家庭のお弁当づくりにおいて、美味しさや見た目と同じくらい欠かせないのが安全性の確保だ。テイクアウトやデパ地下惣菜を担う中食産業の現場では、徹底した食品衛生管理のもとで弁当調理が行われている。そのプロのノウハウは、毎日の家庭弁当にもそのまま応用できる。
水分は雑菌の繁殖を促す最大の要因となる。そのため、生姜焼きに添える野菜の水気はペーパータオルで完全に拭き取ることが不可欠だ。また、持ち運び時の振動で中身が偏るのを防ぐため、お弁当箱の隙間にはミニトマトやブロッコリーなどの固い食材を「くさび」として隙間なく詰める技術が重宝されている。ちょっとした詰め方のコツが、移動中も崩れない頑丈な配置を生み出している。