ジャックポットの歴史を語る上で避けて通れないのが、紅一点メンバーであったまなみとの関係性です。2018年、しんり、まなみ、ターボの3人体制で始動したジャックポットは、「元カップルが同じグループで活動する」という前代未聞のコンセプトを武器に爆発的な支持を集めました。
しんりとまなみは活動開始前に交際・破局を経験しており、動画内で見せる痴話喧嘩や互いのプライベートを暴き合うドッキリは、台本を超えた生々しいリアリティを放っていました。ファンからは「復縁して結婚するのではないか」という期待の声が常に寄せられていましたが、結果として二人が結婚に至ることはありませんでした。
後に新メンバー「ともくん」が加入し、最盛期には登録者数50万人を突破したグループですが、やがて活動休止と解散の危機を迎えます。公表された解散理由の背景には、複数の構造的要因が絡み合っていました。
第一に、YouTubeのコミュニティガイドライン強化に伴い、彼らの十八番であった過激なドッキリや男女の修羅場コンテンツの収益化が困難になったこと。第二に、元カップルというビジネスモデルの消費期限が切れ、個々の将来ビジョンに決定的な乖離が生じたことです。まなみが自身の美容ブランドや個人インフルエンサーとしての自立を志向する一方、しんりはチームでの企画系YouTubeの維持と新たなビジネス展開を模索。双方がプロとして納得した上で、グループはいったん幕を下ろす決断を下しました。