蜂に刺されたらどうする?命を守る正しい応急処置と危険サイン

蜂に刺されたらどうする?命を守る正しい応急処置と危険サイン

蜂に刺されたらどうする?命を守る正しい応急処置と危険サインに関する基本知識をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

Q1:刺された部位を温める温熱療法が効くという話を聞きましたが本当ですか?
A1:蜂刺されに対して患部を温める行為は推奨されません。一部の海洋生物毒(オコゼやエイなど熱に弱いタンパク毒)に対して温熱処置を行うケースと混同された情報が広まったと考えられます。蜂毒による炎症に対して患部を温めると、末梢血管が拡張して毒素の拡散を促し、激しい腫れやズキズキとした痛みを助長します。局所は速やかに冷水で洗浄し、保冷剤などで冷やすのが医学的に正しい処置です。

Q2:アシナガバチに刺されただけでも救急車を呼んで良いのでしょうか?
A2:蜂の種類にかかわらず、刺された場所以外に「息苦しさ」「声のかすれ」「全身のじんましん」「吐き気」「めまい」などの全身症状が現れた場合は、迷わず119番通報して救急車を要請してください。アシナガバチの毒でも重篤なアナフィラキシーショックを発症し、心肺停止に至るケースは毎年発生しています。症状が局所(刺された手足の腫れや痛み)だけであれば、自家用車やタクシーで皮膚科や外科を受診してください。

Q3:刺されてから何日くらいで腫れや痛みは引きますか?
A3:初めて刺された場合や軽症の局所反応であれば、通常は2〜3日から1週間程度で徐々に腫れと痛みは軽快します。ただし、体質によっては刺された翌日以降に強い遅発性アレルギー反応(局所の巨大な硬結や広範囲の浮腫、激しいかゆみ)が起こることがあります。数日経っても腫れが手首から腕全体に広がるような場合や、熱感・痛みが悪化している場合は、細菌による二次感染(蜂窩織炎)の疑いもあるため、速やかに皮膚科専門医の診察を受けてください。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。