PTSで株価が跳ね上がったからといって、翌日の東証でもそのままストップ高になるとは限らない。ここにPTS取引の難しさがある。
過去のサンリオ株の動きを検証すると、PTSの夜間取引で出来高を伴って急騰した場合、翌朝の東証寄り付きでも買い気配から始まる確率が高い。しかし、出来高が極端に少ない中で一部の単元株が買われて高値をつけたケースでは、翌朝の東証で「寄り付き天井」となり、一転して利益確定売りに押されるパターンも散見される。
鍵を握るのは「価格」ではなく「出来高の厚み」だ。夜間PTSにおいて数百株レベルの売買で付けた高値に惑わされてはならない。数万株単位の売買が継続的に成立しているかどうかが、翌日の東証本市場におけるトレンドを占う重要なシグナルとなる。