まだバンド名が漢字表記の「世界の終わり」だった2010年4月、インディーズレーベルから突如放たれた1stフルアルバム『EARTH』。当時、音楽シーンに鮮烈なインパクトを与えた同作の中で、『幻の命』や『青い太陽』と並び、グループの根底にある哲学を決定づけたのが『虹色の戦争』でした。
アコースティックギター、ピアノ、エレクトロニックなビートが絶妙に融合した疾走感あふれるアレンジは、一聴すると爽快なポップソングそのもの。しかし、耳を澄ませば聞こえてくるのは、生と死、命の序列に対するあまりにも冷徹で鋭い言葉たちでした。この「心地よいメロディに強烈な毒と哲学を忍ばせる」という手法こそ、初期セカオワがリスナーの心を掴んで離さなかった最大の武器です。