「大揺れが収まった直後、海を見に行っては絶対にならない」——平田直氏はメディアのインタビューで力説する。過去の災害において、津波の様子を確認しようとして避難が遅れ、犠牲となった事例は後を絶たない。気象庁からの大津波警報を待つ間もなく、徒歩で速やかに高台を目指す姿勢が徹底されなければならない。
車による避難は原則として禁止されている。道路の亀裂や大渋滞によって車両が水没し、全員が逃げ遅れる惨事を防ぐためだ。走って逃げる、より高く逃げる、絶対に引き返さない。この極めてシンプルだが徹底が難しい原則を身につけ、家族間で普段から緊急合流場所を定めておくことこそが、究極の防災対策である。