一般の立ち入りが遮断されているからこそ、内部で行われている制作現場の空気感には強い好奇心が寄せられます。とりわけフジテレビ湾岸スタジオドラマ撮影は、月9枠をはじめとする看板作品の美術セットが巨大スタジオ内に常設され、昼夜を問わず熱のこもった演技が繰り広げられる現場です。
バラエティ番組やトーク番組の収録の合間、出演者たちの間で頻繁に語られるのがフジテレビ湾岸スタジオ社員食堂の存在です。スタジオ上層階に位置する食堂スペースは、東京湾やゲートブリッジを一望できるガラス張りのパノラマビューを誇り、多忙を極めるタレントや制作スタッフのオアシスとして知られています。著名な芸人や俳優が自身のラジオ番組や公式YouTubeなどで「湾岸スタジオの食堂で食べる定食やうどんが格別」「楽屋弁当とは異なるリフレッシュ空間」と話題にすることから、一般層の憧れをかき立てる要因となっています。しかし、この社員食堂も当然ながら関係者専用であり、一般利用は一切認められていません。
また、近隣でのフジテレビ湾岸スタジオ芸能人目撃情報を期待して足を運ぶファンも存在しますが、現場の構造を知ればそれが非現実的であることは明白です。出演タレントや主要キャストの車両は、外部の視線を完全に遮断した地下駐車場へと直接吸い込まれ、専用エレベーターで各階の控室フロアへと直行します。テレコムセンター駅周辺や路上でキャストに遭遇する確率は極めて低く、スタジオ周辺でのいわゆる「出待ち」「張り込み」行為は、近隣施設への迷惑や警備上のトラブルを招くだけの無謀な試みと言わざるを得ません。