二谷友里恵の類まれな気品と知性の源流は、その生い立ちにあります。父は日活アクション映画の看板スターであり『特捜最前線』で知られる名優・二谷英明、母は東宝のトップ女優として数多くの名作に華を添えた白川由美という、日本芸能界屈指のサラブレッドとして生を受けました。
名門・慶應義塾幼稚舎への受験に際し、母・白川由美は女優業を丸1年間完全に休業し、娘の情操教育と受験対策に専心しました。慶應幼稚舎から中等部、女子高校を経て慶應義塾大学文学部英文学科へと進む中で育まれた教養と語学力は、のちの実業家としての揺るぎない土台となります。大学在学中に資生堂のキャンペーンガールとして芸能界入りし、NHK連続テレビ小説『家族あわせ』のヒロインを務めた当時の美貌と育ちの良さは、昭和後期のメディアシーンにおいて唯一無二の光を放っていました。