1966年に放映が始まった金字塔『ウルトラマン』の造形は、時代の変化と共に多様な解釈を生んできた。中でも映画『シン・ウルトラマン』において、企画・脚本を手掛けた庵野秀明が目指したカラータイマーのない美しき原点回帰のフォルムは、折り紙作家たちの創作意欲を激しく刺激した。
胸元のアクセントをどう表現するか、あるいはあえて引き算の美学として原画に近い流麗なラインを紙に落とし込むか。ファンやクリエイターたちの間では、折り線の角度一つを巡って熱い議論が交わされる。幾何学的な折り筋が重なり合い、光の巨人の肉体美が完成していく過程は、まさに手の中の彫刻芸術だ。