外構専門業者やエクステリアプランナーが声を揃えて指摘するのは、防草シート後悔の理由のほとんどが「施工前の過剰な期待と経年劣化への無理解」に起因しているという冷徹な事実です。新築時やDIY直後は見栄えが良く雑草も生えないため満足感に浸れますが、時間の経過とともに多くの施主が直面する代表的なデメリットが以下の4点です。
第1に、紫外線による素材の劣化と景観の悪化が挙げられます。防草シートを砂利などで覆わずに露出(曝露)状態で使用した場合、太陽光の紫外線によってポリプロピレンやポリエチレンの繊維が徐々に脆くなります。日当たりの良い南側の庭では、安価なシートだとわずか2年ほどで表面が毛羽立ち、靴の摩擦や強風で破れてボロボロの端切れが庭中に散乱する事態に陥ります。
第2に、シートの上に土が堆積して新たな雑草が生える現象です。風によって運ばれた砂埃、落ち葉、鳥のフンなどがシートの表面に少しずつ堆積し、わずか数ミリの土層を形成します。そこに飛来した雑草の種子が根を下ろすため、「シートを突き破っていないのにシートの上で雑草が生い茂る」という本末転倒なトラブルが多発します。
第3に、歩行感の悪化と滑りやすさです。土の地面の上にシートを直敷きした場合、雨天時にシート表面に水膜が張り、転倒事故の原因になります。特に織布タイプのシートは濡れると非常に滑りやすく、高齢者や小さな子どものいる家庭では安全面での大きな懸念事項となります。
第4に、将来必ず訪れる防草シート撤去と張り替え費用の重圧です。一度敷いたシートも永久には持ちません。ボロボロになったシートを剥がし、地面を再度整地して敷き直す作業は、新設時を遥かに上回る労力と出費を強いることになります。