祝日法において、この日は「自然をたたえ、生物をたしみ、人々をあいのしむ」日と定められています。しかし、この親しみやすい言葉の背景には、日本の国家構造や伝統行事が歩んできた深い歴史が存在します。
明治時代から第二次世界大戦終結までの間、この日は「春季皇霊祭」と呼ばれる国家祝祭日でした。皇室の歴代の天皇や皇族の霊を祀る厳粛な宮中祭祀が行われていたのです。戦後の法改正に伴い名称は親しみやすいものへと変わりましたが、根底にある祖先崇拝の心や命への感謝の精神は、現代の私たちの暮らしの中に脈々と受け継がれています。