1926年、時の摂政宮(のちの昭和天皇)を迎えて行われた保存式典から1世紀。この船の歩んだ道は、決して平坦ではなかった。第二次世界大戦後の混乱期には、武装を解除され、一時はダンスホールや水族館として使用されるなど、荒廃の極みにあった。しかし、元海軍関係者やイギリスの支援者、そして「この歴史的遺産を失ってはならない」と立ち上がった市民たちの執念が、奇跡的な復元を成し遂げたのだ。
現在、横須賀のシンボルとして親しまれる姿があるのは、そうした先人たちの汗と涙の結晶にほかならない。2026年の今、改めてその歴史的価値が見直されている。