「ファミリーマート東京湾岸警察署前店」がネット上で特異な存在感を放つ最大の理由は、東京湾岸警察署で発生する大型事件報道や著名人の勾留・保釈劇における「報道陣の最前線基地」となってきた歴史的背景にあります。
2008年の開署以来、東京湾岸警察署は最新鋭の留置設備を備えていることから、社会的関心が高い著名人や芸能人が送致・勾留されるケースが相次ぎました。そのたびに署の正面ゲート前には、テレビカメラ数十台、スチールカメラマン、記者など数百人規模の報道陣が昼夜を問わず詰めかける「メディアスクラム」が発生します。
周辺に商業施設や飲食店が少ない青海エリアにおいて、警察署の正面至近に位置する東京湾岸警察署前 コンビニは、厳冬期や猛暑下の過酷な張り込みを支える唯一無二のライフラインとなります。取材班の証言によると、「真冬の保釈待ちでは、このファミマでホットコーヒーと使い捨てカイロを何十個も買い込んで寒さをしのいだ」「予備バッテリーや簡易食料の調達先として不可欠だった」といった現場エピソードが数多く語り継がれています。
こうした報道の舞台裏がネット掲示板やSNS上で「湾岸署前のファミマがまた臨戦態勢に入っている」「日本一過酷な待機を支えるコンビニ」として拡散され、一種のランドマークとして全国的な知名度を得るに至りました。