市民生活や進路選択において、インターネット上の情報だけを鵜呑みにしていると見落としがちな重大な盲点が2点あります。
第1の盲点は、「消防署」と「消防本部」の機能的役割の違いです。「消防本部=市役所の中にある事務局」「消防署=赤い車が停まっていて現場へ出動する基地」という明確な分担があります。春日井市役所7階にある消防本部へ直接出動の要請に行ったり、逆に地域出張所に各種申請手続きの全権を期待したりすると、二度手間になる場合があります。防火管理者講習や建物の消防用設備に関する相談は、まず消防本部予防課や管轄部署を正確に把握して連絡することが肝要です。
第2の盲点は、「救急車の適正利用」に関する誤解です。ネット上では「呼べばすぐに来てくれる便利なタクシー代わり」と安易に捉える声がごく一部で見られますが、現在の救急出動件数は逼迫しています。春日井市消防本部でも、緊急性が認められない軽症者の要請に対し、受診相談窓口(#7119や小児救急相談など)の利用を強く啓発しています。本当に一分一秒を争う重症患者の元へ救急隊が駆けつけられるよう、市民一人ひとりのリテラシーが問われています。