運動競技において、足の使い分けはパフォーマンスを決定づける生命線となります。とりわけフィールドスポーツの代表格であるサッカーと、横乗り系のアクションスポーツでは、求められる足の役割が対照的な構造を持っています。
サッカーの利き足見分け方においては、単に「右足でシュートを打つ」ことだけで利き足を判断しません。現代の指導現場では、プレッシャーがかかった密集地帯で「最初にボールに触れてコースを変える足(ファーストタッチの足)」や、浮き球をコントロールする足が重視されます。右足で強烈なキックを放つ選手であっても、トラップや細かなドリブルは左足のほうが繊細である場合、バイオメカニクス的には左足が器用な操作脚であり、右足はキック時にブレない支持力を発揮する強靭な軸足であるという逆転現象が起こり得ます。
一方、スノーボードやスケートボード、サーフィンなどの横乗り系スポーツにおけるスノーボードのスタンス決定は、初心者が最もつまずきやすい関門です。進行方向に対して左足が前になる構えをレギュラースタンスとグーフィー(右足が前)と呼びますが、この決定理論には現場でも諸説あります。
定説としては、「軸足(支える足)を前足に配置し、利き足(舵を取る足)を後ろ足に置く」という配置が推奨されます。なぜなら、前足はターン時に体重を預けてエッジを雪面に噛ませる強力な支持力が求められ、後ろ足は板のテールを振って方向を微調整するデリケートな操作性が求められるためです。しかし、板の操作感を重視するライダーの中には、器用な利き足を前に置いて直感的にボードを導くスタイルを好む選手も存在します。スタンスを一度決めた後もしっくりこない場合は、無理にセオリーに固執せず、両方のスタンスを試してターン時の恐怖感が少ない側を選択するのが現場の鉄則です。