経済産業省資源エネルギー庁の省エネ試算や空調機器メーカーの実証データによると、熱交換器の目詰まりを放置したエアコンは、風量が低下するだけでなくコンプレッサーに極度の過負荷がかかります。設定温度に到達するまでの時間が長引き、エアコン電気代節約どころか消費電力が通常時と比べて約15〜30%も悪化するケースが確認されています。
SNSやQ&Aサイトでも「冷房の効きが悪くて22度に設定しても冷えない」「エアコンをつけると咳や目のかゆみが止まらない」という切実な投稿が毎年夏冬に急増します。空調技術者の現場検証では、効きが悪いと訴える世帯の約7割でアルミフィンが埃とカビの膜で完全に覆われていたという調査結果もあります。
さらに深刻なのが健康被害です。アルミフィンに繁殖したアスペルギルスなどの真菌類(カビ胞子)は、吹き出し口から勢いよく室内に飛散します。これを吸い込み続けることで「夏型過敏性肺炎」やアレルギー性鼻炎、喘息を誘発する恐れがあり、乳幼児や高齢者のいる家庭では放置できません。