プログラムの心臓部を担うのは、世界に誇る日本の花火演出集団、株式会社丸玉屋だ。単なる伝統的な打ち上げにとどまらず、コンピュータ制御を駆使した100分の1秒単位の発揚技術が、今年の夜空を劇的に塗り替える。
主軸となる音楽シンクロ花火は、立体音響システムと連動して視覚と聴覚を同時に揺さぶる。J-POPのヒットナンバーから映画音楽、重厚なクラシックまで、計算し尽くされたメロディの起伏に合わせて夜空一面に火花が咲き乱れる構成だ。単に音が鳴る中で火花が散るのではない。音符一つひとつが光の軌跡として空に描かれるような錯覚。伝統の花火大会を芸術作品へと昇華させる現場の気迫が、そこにある。