スマートフォンの普及に伴い、食べログのランキングやGoogle マップのクチコミ星数を頼りに飲食店を探す旅人が大半を占めるようになった。しかし、真に地元住民から熱狂的な支持を集めるローカルパーラーや路地裏の老舗は、高評価のアルゴリズムの外側にひっそりと佇んでいる。
北谷町(ちゃたんちょう)や浦添市などの激戦区では、クラフトビールとのペアリングを提案する新進気鋭のショップや、自家製コーントルティーヤの配合に島産ハーブを練り込む野心的な作り手が登場している。沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)が推進する滞在型・体験型のガストロノミーツーリズムにおいても、こうしたローカルフードの多様性は強力なフックとなっており、観光客はデジタルマップの表面的な数字を超えた「本物のローカル体験」を求め始めている。