映画公開後の本郷奏多に対するネットの反応を検証すると、極めて興味深い傾向が見て取れます。一般的な映画レビューでは「悪役が不快だった」という意見はネガティブ評価に繋がりやすいものですが、本作においては「本郷奏多の成蟜が心底憎たらしくて最高だった」という逆転の称賛が溢れかえりました。
映画情報サイトやSNSの本郷奏多のキングダムに関する口コミでは、以下のような声が主流を占めました。
- 「原作を読んだときのイライラ感がそのまま画面から伝わってきた。本郷奏多以外に成蟜はあり得ない」
- 「殴られた瞬間のビビり顔と情けなさが完璧。あの落差があるからこそ、信の怒りと政の器の大きさが引き立つ」
- 「実写化特有のコスプレ感を完全に消し去り、秦の王宮に実在する生々しい王弟になっていた」
これまで『GANTZ』『進撃の巨人』『鋼の錬金術師』『幽☆遊☆白書』など、難易度の高い2.5次元実写化作品を数多く成功させてきた本郷奏多。彼が「実写化請負人」と呼ばれる理由は、二次元キャラクターの記号的な魅力を保ちつつ、三次元の人間としての生々しい説得力を吹き込む技術に長けているからです。成蟜役はその真骨頂であり、映画『キングダム』における最大のハマり役の一つとして刻まれました。