焦るあまり、多くの人がやってしまいがちな致命的なミスがある。第一に、熱湯を注ぐことだ。陶器製の便器は急激な温度変化に弱く、ヒビ割れて水漏れを起こし、便器丸ごとの交換が必要になる恐れがある。第二に、ワイヤーブラシなどを無理やり突っ込んでかき回すこと。配管の内部を傷つけたり、ティッシュをさらに奥のメイン排水管へ押し込んで固めてしまったりする。
そして第三に、市販のパイプクリーナー(塩素系などの薬剤)に頼ることだ。これらの薬剤は髪の毛や油汚れを溶かすのには適しているが、紙の繊維を溶かす力はほとんどない。薬品を投入しても状況は改善せず、むしろ有害なガスが発生したり、作業時の危険度が増したりするだけである。