法的な観点からも、曖昧な指示の連発はリスクを孕む。ハラスメント対策が厳格化する中、過度な負担を強いる「丸投げ」が、精神的な嫌がらせ(パワーハラスメント)と認定されるケースが増えている。
「能力に見合わない業務を、十分な指導やサポートなしに押し付ける行為は、労働環境の悪化を招く」と労働法専門の弁護士は指摘する。特に、トラブルが発生した際に「あとは頼んだはずだ」と部下に責任を転嫁する姿勢は、組織のコンプライアンス違反として厳しく追及される時代だ。
もはやこの言葉は、管理職としての職務放棄と捉えられかねない。