Q1:北極と南極に行くにはパスポートやビザ(査証)は必要ですか?
A1:北極圏はノルウェー(スヴァールバル諸島)、グリーンランド(デンマーク領)、カナダ、アメリカ(アラスカ)など各国の領土に含まれているため、渡航先に応じたパスポートおよびビザ(または電子渡航認証)が必須です。一方、南極大陸はどこの国の領土でもないため南極自体のビザは存在しませんが、南極へ向かう船や飛行機の出発地(アルゼンチンのウシュアイアやチリのプンタ・アレーナスなど)を経由するため、有効なパスポートが必要となります。また、日本居住者が観光等で南極地域に立ち入る際は、環境省に対して「南極地域の環境の保護に関する法律」に基づく事前確認申請(ツアー会社が代行するケースが多い)が義務付けられています。
Q2:オーロラは北極と南極のどちらでも見ることができますか?
A2:はい、北極と南極のどちらでも見ることができます。オーロラは太陽から飛んでくる電気を帯びた粒子(太陽風)が地球の磁力線に沿って南北の両極へ引き寄せられ、上空の大気と衝突して発光する現象です。そのため、北極圏の「オーロラベルト(北緯65〜70度付近)」と南極圏の「オーロラベルト(南緯65〜70度付近)」では、実は同じタイミングで対称的なオーロラが発生しています。ただし、南極は冬場(極夜)の観光アクセスがほぼ不可能なため、一般の旅行者がオーロラ鑑賞を目的に訪れる場合は、カナダのイエローナイフや北欧などの北極圏一択となります。
Q3:北極と南極の氷はしょっぱいのですか?
A3:南極の氷は「完全に真水(淡水)」であり、北極の氷も「ほぼ真水に近いが、できたての氷にはわずかに塩分が含まれる」という違いがあります。南極の氷床は空から降った雪が積み重なってできたものなので塩分は一切含まれず、中に数万年前の空気が閉じ込められているため、グラスに入れてお酒を注ぐと気泡が弾けて「パチパチ」と美しい音を立てます。一方、北極の海氷は海水が凍ったものですが、水分子が氷の結晶になる際に塩分(ブライン)を外へ追い出す性質があるため、1年以上経過した古い海氷は塩分が抜けて飲料水にできるほど真水に近づきます。