かつて昭和の高度経済成長期に整備された泉北ニュータウン。高齢化や空き家問題が議論されてきたこのエリアで、今もっともエネルギッシュなスポットがここ茶山台だ。地域の人口構造がシフトする中、従来の「決められた時間の保育」に留まらない、多世代が入り混じる新しい学びのインフラが求められていた。
「子どもを囲む大人の数を増やしたい」——園の関係者が口を揃えるのは、核家族化や孤立育児に対する強い危機感だ。ここでは園庭が地域のオープンな広場として一部開放される時間帯があり、近隣住民が日常的に散歩や交流に訪れる。多世代の眼差しに見守られながら育つ子どもたちの表情には、確かな伸びやかさと安心感が宿っている。