本作の影響力を決定づけたのが、2018年に行われた第60回グラミー賞授賞式での圧巻のパフォーマンスです。ロジック、アレッシア・カーラ、カリードの3名は、実際に自殺未遂の経験を持つサバイバーたちと共にステージに立ち、全身全霊のパフォーマンスを披露しました。
演奏終了後、ロジックは熱のこもったスピーチで、人種やセクシュアリティに関わらずすべての人間が尊重されるべきであると強く訴え、スタンディングオベーションを巻き起こしました。
この楽曲の特筆すべき点は、単なるエモーショナルな話題性にとどまらず、学術的・統計的に命を救った事実が証明された点にあります。
世界的な権威を持つ英医学誌『The BMJ(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)』が発表した研究論文によると、楽曲のリリース時、MTVビデオ・ミュージック・アワードでの演奏時、そしてグラミー賞でのパフォーマンス時の3つの主要なイベント期間において、全米自殺防止ライフラインへの着信件数が通常予測よりも9,915件(約6.9%)増加しました。さらに、同期間中の全米の10〜19歳の若年層における自殺件数が245件(約5.5%)減少したことが統計的に実証されています。