ばんえい競馬は、かつて北海道の開墾期に農耕馬の力比べとして始まった伝統行事が発祥です。一般的なサラブレッドによる競馬が時速60km以上の高速走行を競うのに対し、ばんえい競馬は最高1トンにも達する重い鉄ソリを曳き、直線200メートルの砂コースを砂煙を上げながら進みます。
レースの最大の見せ場は、コース途中に設けられた2つの山(第1障害・第2障害)です。特に高さ1.6メートルの「第2障害」の手前では、各馬が一度足を止めて息を整え、騎手が手綱さばきと掛け声でタイミングを計ります。一気に坂を駆け上がる瞬間の蹄の音、筋肉の躍動、そして観客が馬と並走しながら「行けー!」「頑張れ!」と肉声で声援を送る光景は、平地競馬では決して味わえない臨場感を生み出しています。
現在、帯広競馬場の入場料は大人100円(15歳未満無料)と極めてリーズナブルに設定されており、誰でも気軽に本物のド迫力を間近で目撃できるオープンな空間が保たれています。