苫小牧港からは主に4つのフェリー会社が就航しており、目的地や旅のスタイルに応じて選択肢が分かれます。航路ごとの基本的な所要時間、運航頻度、目安となる旅客運賃(大人1名片道・通常期)の違いを押さえておきましょう。
首都圏直結の商船三井さんふらわあ(大洗〜苫小牧)は、夕方便と深夜便の1日2往復体制です。所要時間は約17時間45分〜19時間で、旅客運賃はエコノミー(相部屋)で約12,000円〜、個室は2万円台から設定されています。関東圏から北海道へマイカーを運ぶ際の王道ルートとして高い支持を集めています。
クルーズフェリーとしての豪華さを誇る太平洋フェリー(苫小牧〜仙台〜名古屋)は、仙台まで約15時間20分、名古屋までは約40時間の長距離航路です。仙台便は隔日または毎日運航、名古屋便は隔日運航となっており、仙台までの2等運賃は約10,000円〜、特等・スイートクラスなどの上級客室も充実しています。
本州への最短・最安アクセスを誇るのがシルバーフェリー(川崎近海汽船:苫小牧〜八戸)です。1日4往復の高頻度運航を行っており、所要時間は約7時間15分〜8時間。2等運賃は約6,000円台〜と非常にリーズナブルで、東北経由で本州各地へ急ぎたいドライバーに重宝されています。
日本海側を経由して北陸・関西方面を結ぶのが新日本海フェリー(苫小牧東港〜新潟・敦賀・秋田)です。新潟便は約18時間、敦賀直行便は約20時間30分で結び、関西圏への最短アクセスルートを提供しています。ツーリスト(相部屋)運賃は約11,000円〜となっており、長距離ドライバーやライダーの定番ルートとなっています。