将来性を測るうえで最も客観的な指標となるのが、持株会社である高松コンストラクショングループの業績推移と財務健全性です。建設会社の倒産リスクを推し量る最大のバロメーターは「自己資本比率」と「有利子負債の規模」にあります。
同グループの財務データを精査すると、自己資本比率は50%前後という極めて高い水準を長期にわたり維持しています。一般的な建設業の平均自己資本比率が30%〜40%程度とされるなか、この数値はゼネコン業界内でもトップクラスの健全性を示しています。さらに、実質的な無借金経営を継続しており、手元流動性資金も潤沢です。突発的な資材価格の再高騰や景気後退が起きたとしても、資金ショートによる倒産リスクは天文学的に低い水準にとどまっています。
ここで、大手・中堅ゼネコン業界の標準値と高松建設(高松コンストラクショングループ)の実情を比較した以下のデータをご覧ください。
特筆すべきは、民間工事比率がほぼ100%に近いというビジネスモデルです。就活会議や転職会議の社員口コミにも「公共事業に頼らず、独自の営業力で民間案件を開拓するため、政治動向や予算削減の影響を直接受けにくい」という声が複数寄せられています。景気の波を直接被るリスクはあるものの、東京・大阪・名古屋の三大都市圏にリソースを集中させ、相続税対策や資産運用を目的とする富裕層オーナーを囲い込んでいる点が、極めて強固なキャッシュフローを生み出しています。