紙幣が破れた時の交換基準とは?全額戻る残存割合と正しい対処法

紙幣が破れた時の交換基準とは?全額戻る残存割合と正しい対処法

紙幣が破れた時の交換基準とは?全額戻る残存割合と正しい対処法について押さえておきたい 事実を分かりやすい構成で解説いたします。

破れの原因は、単なる手元の引っ掛けだけにとどまりません。日常生活や事故で生じる特殊な破損状態について、現場の取り扱い実態を検証します。

洗濯機で洗ってボロボロになった場合

誤ってズボンと一緒に洗ってしまった場合、紙幣は濡れて強度が極端に落ちています。洗濯して破れた紙幣の対処法で最も大切なのは、「無理に広げず、自然乾燥させる」ことです。濡れたまま引っ張ると簡単にちぎれます。ドライヤーの強風を当てると破片が吹き飛び、アイロンを高熱で直接当てるとホログラムや特殊インクが熱で変質する恐れがあります。キッチンペーパーなどの上に平らに広げ、日陰でゆっくり乾かしてから回収してください。

火災で燃えて灰になってしまった場合

火災やボヤによる燃えた汚損紙幣の引き換えでは、日本銀行の卓越した鑑定技術が発揮されます。日銀の鑑定基準では、「灰になって炭化した部分も、原形を保っていれば残存面積として算入する」という驚くべきルールが存在します。灰になったからといって触って粉々にしてしまうと面積判定が不可能になります。燃えた紙幣を発見した際は、息を吹きかけたり触ったりせず、箱などにそのままそっと移して日本銀行へ持ち込む必要があります。

ATMの機械トラブルで破れた場合

ATMで破れたお札の取り扱いについては、利用者が無理に機械から引き抜いてはいけません。万が一、入出金時に紙幣が詰まって破れてしまった場合は、機械の横に設置されている備え付けのインターホンで直ちに係員を呼び出します。銀行側の機械ログと内部残高の照合によって状況が確認されれば、利用者の過失であっても即座に正常な紙幣で補填・入金処理が行われます。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。