大谷選手の食生活を語るうえで外せないのが、日本ハム時代から渡米初期にかけて語り継がれる「卵1日16個」というエピソードです。線が細かったプロ入り初期、体格をメジャー級に引き上げるための増量食事法として、オムレツやゆで卵などを活用して手軽かつ効率的に良質なタンパク質を大量摂取していました。
しかし、現在の身体が出来上がって以降、その手法はより洗練された形へとシフトしています。一度に大量の食事を摂ると消化器系に負荷がかかり、睡眠の質やパフォーマンスを落とすリスクがあるため、現在は1日5〜6食に分ける分割食が定着しました。
「無理に詰め込む増量」から「必要な栄養素を最適なタイミングで小分けに流し込む維持・強化」へとアプローチを進化させたことが、シーズン終盤まで球速やスイングスピードを落とさない屈強な肉体の基盤となっています。