NHKの連続テレビ小説「おむすび」において、ヒロインを演じる橋本環奈の姿は多くの視聴者の心をとらえた。平成のギャル文化を背景に持つこの作品では、エネルギーに満ちあふれた親しみやすいヒロイン像が求められていた。シャープで浮世離れした美しさよりも、どこか健康的で人間味を感じさせる存在感がストーリーの核をなしていたと言える。
朝ドラマの撮影は早朝から深夜に及ぶ長丁場であり、食生活や体調管理の難しさは想像を絶する。撮影現場の密着取材や関係者のコメントからは、激務の中で体調を維持しながら、役に命を吹き込むためにあえて親しみやすい体型をキープしていた様子が伺える。視聴者が画面から受け取った親近感こそが、まさに制作陣と演者が意図した演出の成果だったのだ。