額の広さを気にする際、最も注視すべきは現在の広さではなく、生え際後退と生まれつきの違いです。生まれつき額が広い人の場合、学生時代の写真と比較しても生え際の位置は変わっておらず、生え際の毛髪もしっかりとした太さとコシを維持しています。これに対して、成人男性型脱毛症(AGA)によって生え際が後退しているケースでは、明確な進行サインが現れます。
最大の識別ポイントは、額にシワを寄せたときの位置関係です。眉毛をぐっと上に持ち上げて額に横ジワを作った際、「最も上にできた深いシワ」と「現在の生え際」の間に1.5〜2cm以上の隙間があるかどうかを確認してください。頭皮には表情筋が存在しないため、シワができるのは額の皮膚までです。昔はシワのすぐ上にあったはずの生え際が、シワから遠く離れた位置まで離れている場合、そこはかつて髪が生えていた頭皮が後退した後である可能性が極めて濃厚です。
さらに警戒すべきは、額の中央よりも剃り込み部分(こめかみの上部)が左右対称または非対称に後退していくM字ハゲ進行サインです。AGAの進行レベルを測る国際基準「ハミルトン・ノーウッド分類」のII型では、まさにこの生え際両端の後退から症状が顕在化します。額の中央は指3〜4本分であっても、左右の切れ込みが耳の穴を結ぶ垂直ラインに向かって深く切れ込んでいる場合、進行性の脱毛が始まっている危険信号と受け止める必要があります。