ネット上の古い情報やSNSの口コミにおいて、「ピアス穴が臭うときは消毒液を吹きかけるのが正解」という言説がいまだに散見されます。しかし、現代の皮膚外科学および創傷ケアの国際基準において、ピアス穴 消毒 NGは常識となっています。
市販の消毒液(塩化ベンザルコニウムや消毒用エタノールなど)は、原因菌だけでなく、皮膚の再生を担う正常な細胞(線維芽細胞や新生上皮細胞)にも強い細胞毒性を発揮します。毎日消毒液を塗布し続けると、ホール内壁の皮膚バリアが常に破壊され、かえってジュクジュクとした浸出液が出たり、接触皮膚炎(かぶれ)を引き起こして慢性的な炎症状態に陥ります。
現代の医療現場で推奨されるスタンダードは、徹底したピアスホール ケア 泡洗浄です。入浴時に低刺激の石けんや洗顔料をしっかりと泡立て、ピアスの上から耳全体を包み込むように泡を乗せます。擦らずに1分ほど放置して皮脂を浮かせた後、ぬるま湯のシャワーを弱めの水流で前側・後ろ側の両方から丁寧に流すだけで、十分な清浄効果が得られます。
なお、外したピアス本体(貴金属やチタン、サージカルステンレス製)に関しては、消毒用アルコールを含ませたコットンや専用クリーナーで念入りに皮脂を拭き取り、清潔な状態で再装着することが悪臭の再発を防ぐ決定打となります。