園芸学(Horticulture)の視点から見ると、発根の主役は植物ホルモンの一種であるオーキシン(Auxin)だ。枝の先端部や若い葉で作られたオーキシンが切り口へと下降し、未分化の細胞に対して「根を作れ」というシグナルを送る。この自然なホルモンバランスを外部からアシストしてあげることで、成功率は跳ね上がる。
水栽培の初期段階において絶大な効果を発揮するのが、ロングセラー活力剤のメネデール(Menedael Co., Ltd.)や専用の発根促進剤(Rooting agent)である。メネデールに含まれる二価鉄イオンは、傷ついた切り口からの養分吸収を助け、光合成機能を力強くブーストする。最初の数日間、希釈液に枝を浸けて水揚げを行うだけで、カルス形成のスピードが目に見えて早まるのだ。