購入したネイルチップが自爪よりもわずかに大きかった場合でも、落胆する必要はありません。むしろプロの視点では「少し大きめのチップを手に入れて、自爪の輪郭に合わせて削り出す」ことこそが、最も美しく長持ちする装着法だからです。
微調整に必要な道具は、ドラッグストアや100円ショップで手に入る「爪用やすり(エメリーボードまたはファイル・180〜240グリット程度)」が1本あれば十分です。爪切りで切ろうとするとアクリル樹脂に亀裂が走り、チップ全体が白濁して割れてしまうため厳禁です。
自爪に完璧に合わせる削り方のポイントは以下の3ステップです。
- サイドの平行削り:自爪の側面のライン(サイドストレート)に合わせて、ファイルをチップに対して平行に当て、一定方向へ優しく動かして幅を狭めます。往復がけをすると摩擦熱でチップの端が溶けたりバリが出たりするため、一方向へ削るのがコツです。
- 根本(キューティクル側)のライン調整:甘皮の生え際カーブとチップの根本を合わせます。甘皮が平らな方は、チップの丸みを帯びた根本の中央を少し削ってフラットに近づけることで、根本が自爪に吸い付くように密着します。
- バリの除去と仕上げ:削り終わった裏側にプラスチックの削りカス(バリ)が残っていると接着の妨げになるため、スポンジバッファーや指先で丁寧に取り除きます。
アートが施された完成品チップの場合、先端を削るとストーンが落ちたりジェルコーティングが剥がれたりします。サイズ調整のためのファイリングは「必ず根本側と両サイド」のみで行うのが鉄則です。