パルデア地方のランクマッチが成熟し切った現在でも、ドラパルトがトップメタから脱落しない最大の理由は、ドラパルト素早さ種族値142という圧倒的な数値的アドバンテージと、技構成の「見えざる圧力」にあります。ブーストエナジーを持たないほぼすべての一般・準伝説ポケモンを上から叩ける絶対的な行動順の優位は、対戦における主導権を常に握れることを意味します。
さらに特筆すべきは特性「すりぬけ」の存在感です。壁展開(オーロンゲやアローラキュウコン)や、みがわりを盾にした起点作成戦術に対し、完全にリスクなしで貫通攻撃を叩き込める性能は、環境のギミック構築への強力な抑止力として機能しています。「相手のドラパルトが何をしてくるか分からない」という情報のアドバンテージそのものが、選出画面から対戦相手の思考リソースを大きく奪っているのです。