日本耳鼻咽喉頭頸部外科学会の学術発表や各種臨床報告によると、日本人のおよそ半数はアセトアルデヒド不活性型または低活性型の遺伝子を保有している。欧米人に比べてお酒に弱いとされる医学的根拠がここにある。鼻粘膜の充血は、体質的な代謝能力の限界を知らせるアラートにほかならない。
厚生労働省が推進する健康啓発情報においても、飲酒による身体影響の個人差について注意喚起がなされている。自分の代謝能力を超えた飲酒は、単に肝機能を圧迫するだけでなく、上気道の慢性的な炎症や睡眠の質低下など、生活全体のパフォーマンス低下へとつながる。