昭和から平成のエンターテインメント界を象徴する存在であった石原プロモーションがその歴史に幕を下ろした時、多くの関係者が時代の終焉を予感した。しかし、彼は止まらなかった。自らのプロダクションである「舘プロ」を立ち上げ、舵を切った先はさらなる高みだった。
かつての巨大プロダクションという手厚い庇護を離れ、一人の表現者として、そして若手を率いるトップとして見せる背中はどこまでも力強い。伝統的な日本型芸能プロダクションのあり方にとらわれず、作品本位のフレキシブルな制作体制を構築。ベテランとしての品格を守りつつ、時代の変化を果敢に面白がる柔軟性こそが、彼の第二の黄金期を支えている。