地元東大阪では、高畑家が所有する建物について「7階建てのモダンなビルが丸ごと自宅になっている」という話が古くから語られてきた。これはいわゆる都市伝説の類ではなく、建物の構造上、下層階がテナントや事務所、最上層フロアがオーナー住居スペースとして設計された複合ビルを指している。
しかし、本人の生活ぶりは決して世間が想像するような「浮世離れした社長令嬢」ではない。幼少期から両親に連れられて歌舞伎やミュージカル、クラシックコンサートへ頻繁に通っていたものの、贅沢に溺れることなく、舞台への純粋な憧れを抱きながら育った。何十回ものオーディションに落ちても諦めなかった泥臭いハングリー精神は、華やかな富裕層のイメージとは対極にある、関西の商売人家庭ならではの粘り強さそのものだ。