マルチソサエティ合同による「内視鏡洗浄消毒ガイドライン」や日本消化器内視鏡学会・日本消化器内視鏡技師会の連携によって、2026年最新安全基準はより実効性の高いものへと刷新されました。改定の主眼は、洗浄評価の客観化とトレーサビリティ履歴管理の義務付けです。
かつては作業者の目視確認に依存していた清浄度判定ですが、現在ではATPふき取り検査やタンパク質残留試薬を用いた定期的なモニタリングが強く推奨されています。また、どのスコープを誰が洗浄し、どの自動洗浄消毒装置の何番スロットで処理され、どの患者に使用されたかを紐付ける履歴管理システムは、インシデント発生時の原因究明だけでなく、日常の業務品質担保に欠かせないインフラとなっています。
施設内の内視鏡感染対策マニュアルにおいても、「手順の文章化」にとどまらず、スタッフの教育訓練ログや適性評価の記録を残すことが病院機能評価の重要項目として組み込まれています。