ネット上の掲示板やSNS上で「三島高校は近年、校則が厳しくなって窮屈になった」という口コミを目にして不安を覚える中学生は少なくありません。しかし、現場の教育方針と実態を丹念に取材していくと、この噂の背景には「過渡期におけるイメージのギャップ」が存在することが浮き彫りになります。
かつての三島高校は私服登校が認められ、自由闊達な気風が全面に出ていた時代がありました。しかし、生徒指導の見直しや地域社会からの信頼性向上を目的として、清楚なブレザースタイルの「標準服(制服)」着用が段階的に厳格化されました。さらに、過度な頭髪の染色、化粧、ピアス等の装飾品に対する指導が明確にルール化されたため、古い自由なイメージを期待して入学した一部の生徒や卒業生から「自由が奪われた」「厳罰化された」という反発の声がネット上で拡散した経緯があります。
在校生や保護者のリアルな証言を拾うと、現在の運用は極めて常識的です。
「入学前はどんなに厳しいのかと怯えていましたが、月1回の頭髪・服装検査のときにきちんと身だしなみを整えていれば何も言われません。学校指定の制服はデザインが落ち着いていて周辺での評判も良く、スマホも朝と放課後、あるいは授業内の指示された時間なら問題なく扱えます。不条理なブラック校則というより、大学入試や社会に出て恥ずかしくないマナーを求めているだけだと感じています」(現役2年生の手記より)
度を越した茶髪やピアスは指導対象となりますが、スカート丈の過度な取り締まりや理不尽な持ち物検査が行われているわけではありません。「何でも自由だった時代」との比較ゆえに厳しく見えているだけであり、現在の三島高校は「清潔感のある品性を保ちつつ、学校生活を謳歌できる適度な規律」に着地しています。