京都の桜シーズンといえば凄まじい混雑が常だが、ここには抜け道がある。京阪本線の出町柳駅から鴨川(葵橋)を渡り、寺町通を南下するアプローチが王道だ。しかし、朝の光が差し込む午前7時半から8時半の間に現地へ到達できれば、観光バスの大群とは無縁の静寂を独り占めできる。
スマートフォンのGoogle マップでルートを検索する際は、単に最短距離を選ぶのではなく、同志社大学新町キャンパス東側の小路や御所東の閑静な住宅街を経由する散策路をピン留めしておくといい。古い町家が残る路地を抜けてふいに現れる寺の白壁は、旅の情緒を何倍にも引き立ててくれる。