数々の浮名を流し、独身貴族を貫くかと思われていた野島伸司氏が、ついに人生の伴侶を迎えたのは2011年9月のことでした。野島氏が48歳の時です。
世間を大いに驚かせたのは、その結婚相手の妻が26歳年下の一般女性(当時22歳)であったという事実です。親子ほども年の離れたパートナーを選んだことで、ワイドショーや女性週刊誌は大きく湧き立ちました。
取材関係者の情報によると、2人の出会いは共通の知人を介した食事の席でした。妻となった女性は芸能界とは無縁の一般人で、野島氏の過去の名声や脚本家としての重圧に囚われることなく、ひとりの飾らない男性として接したことが決め手になったとされています。野島氏はそれまで、自らの作品世界に共鳴する同業の女優たちと近接した環境に身を置いていましたが、最終的に選んだのは「自らの創作領域に踏み込んでこない、安心できる日常の居場所」でした。
婚姻届を提出した2011年には第一子となる長男が誕生。その後、第二子にも恵まれ、野島伸司氏の家族構成は本人、妻、そして子どもたちの温かな家庭となっています。かつてダークで救いのない物語を書き殴り、社会のタブーを抉り出していた作家は、私生活において極めて穏やかで子煩悩な父親の顔を持つようになりました。