股関節の可動域を広げる方法|硬い原因と効果的ストレッチの真相

股関節の可動域を広げる方法|硬い原因と効果的ストレッチの真相

これさえ読めば安心! 股関節の可動域を広げる方法|硬い原因と効果的ストレッチの真相の活用法をロジカルに解説します。

柔軟性を高めようと試みる前に、まず「なぜ自分の股関節が硬くなっているのか」という根本的なメカニズムを把握しなければなりません。運動機能の臨床データによると、股関節が硬い原因の約7割以上が、日常生活における姿勢の崩れと筋肉の持続的緊張に起因しています。

股関節は、骨盤の寛骨臼(かんこつきゅう)に大腿骨頭がはまり込む球関節であり、本来は前後・左右・回旋と全方位に広く動く構造を持っています。しかし、1日6時間以上座り続ける生活を続けると、太ももと骨盤を結ぶ深層筋である「腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)」が収縮した状態で固まってしまいます。これにより骨盤が前傾または後傾し、関節の正しい噛み合わせが狂ってしまうのです。

臨床現場の理学療法士への取材でも、「骨盤の前傾によって大腿骨頭が前方へ圧迫され、関節包の前側が硬直することで可動域制限が起きているケースが非常に多い」との指摘がなされています。筋肉そのものの柔軟性不足に加え、骨盤の歪み改善を行わずにストレッチだけを繰り返しても、関節の引っかかりが邪魔をして可動域は一向に広がりません。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。