連載当時の『週刊少年ジャンプ』読者アンケートや、2026年現在のSNS・レビューサイトにおける反響を分析すると、最終回における妲己の結末に対しては驚嘆と称賛の声が圧倒的多数を占めています。
「少年漫画の悪役といえば、主人公に敗北して改心するか、悲惨な死を遂げるのが定石だった。しかし妲己は、太公望すらも利用して女媧を討たせ、誰にも裁かれることなく目的を達成して消えていった。あの清々しいまでの勝者っぷりは唯一無二」(大手ポータルサイト・レビュー欄より要約)
ファンコミュニティで語り草となっているのが、最終局面での鮮やかな立ち回りです。太公望(伏羲)と女媧が極限の死闘を繰り広げ、双方が満身創痍となった決定的瞬間、妲己は何食わぬ顔で割って入り、弱った女媧を捕食しました。自らは大いなる地球の母性(ガイア)へと昇華し、太公望に対して「これからもずっと見守っているわン」と言わんばかりの余韻を残してフェードアウトしていく——。読者に「完全敗北の絶望」ではなく「美しき完全犯罪を目の当たりにした爽快感」を与えた幕引きは、少年漫画史に残る傑作のエンディングとして語り継がれています。