SNSや動画プラットフォームで時折見かけるのが、「低電力モードを常にオンにしているとバッテリー最大容量が減りやすくなる」という言説です。結論から言えば、この噂に科学的・技術的な根拠は一切ありません。
リチウムイオンバッテリーの劣化を引き起こす主な要因は、以下の3点です。
・充電しながらの過度な負荷による「高温状態(熱)」
・残量0%の放置(過放電)や100%状態での長期維持(過充電)
・繰り返される充電サイクルの回数
低電力モードをオンにすると、プロセッサの発熱が抑えられ、むしろバッテリーにとっては熱負荷が下がる穏やかな環境が生まれます。「低電力モードにしたから最大容量が削られた」のではなく、すでにバッテリーが寿命を迎えつつある端末で低電力モードを多用していたケースが、因果関係を取り違えて拡散されたに過ぎません。