さかなクンのハコフグ帽子が「体の一部・正装」として社会的に公認された象徴的な出来事といえば、2020年2月に開催された参議院国際経済・外交に関する調査会での参考人招致です。
国会の本会議場や委員会室では、参議院規則第209条により「帽子、外とう、えり巻、かさ、つえの類を着用または携帯してはならない」という極めて厳格な品位保持規則が定められています。過去にこの規則が免除されたのは、病気や怪我などの医療上の理由によるものが大半でした。
しかしこの際、参議院の理事会は「ハコフグ帽子はさかなクンの正装・トレードマークである」として異例の特例着用を全会一致で承認しました。スーツ姿にハコフグ帽子を被って登壇したさかなクンは、水産資源の保護や海洋環境について熱弁を振るい、議員たちからも高い評価を受けました。この前例があるからこそ、冠婚葬祭における帽子着用も社会通念として広く認められる盤石の基盤となっています。