矢沢永吉のキャリアを語る上で欠かせない象徴が「日本武道館」です。2026年に前人未到となる日本武道館通算150回公演という偉業を達成し、その後も自らが持つ最多公演記録を塗り替え続けています。ロックの殿堂と呼ばれる武道館のステージにこれほど長く立ち続けたアーティストは、世界的に見ても極めて稀です。
音楽界では70歳を節目に「そろそろ引退するのではないか」「ファイナルツアーになるのではないか」という噂がネットや週刊誌で定期的に取り沙汰されます。しかし、矢沢本人はそうした憶測を一蹴するかのように、ステージ上で力強く歌い続けています。
過去の手記や公式ドキュメンタリーにおいて、矢沢は「声が出なくなったり、自分が納得できるステージが作れなくなったらマイクを置く」というプロとしての覚悟を語りつつも、「矢沢永吉でいる限り、求められる場所がある限りロックをやり続ける」と宣言しています。限界を自分で決めず、常に自己最高を更新しようとする姿勢こそが、引退説を跳ね返す最大の根拠です。