Suchmosの音楽的な特異性を語る上で欠かせないのが、ドラムのOK(大原健)とDJのKCEE(大原魁生)による実の兄弟関係です。
幼少期から神奈川のストリートカルチャーやブラックミュージックに囲まれて育った二人は、バンドのリズムとサウンドデザインの根幹を担ってきました。生ドラムのオーガニックなダイナミクスと、DJによるサンプリング・エフェクトワークが有機的に絡み合うスタイルは、二人のあうんの呼吸があってこそ実現したものです。
茅ヶ崎や横浜という海風を感じるローカルな環境で育まれたストリート感覚と、YONCEらとの固い友情が、初期Suchmosのアイデンティティを決定づけました。休止期間を経てもその絆は揺らぐことなく、再始動後のステージにおいても強烈なドライブ感を生み出す心臓部として機能しています。