電撃発表の直後から、女性週刊誌やネット掲示板を中心に様々な憶測が飛び交いました。その最たるものが「工藤静香による計算された計画的妊娠説」でした。木村さんほどのスーパースターを手放したくない工藤側が、既成事実を作ることで強行突破を図ったのではないかという言説です。
しかし、当時の関係者の証言やその後の経緯を精査すると、この噂は実態を欠いたバッシングの一環であったことが分かります。二人は以前から互いの両親に紹介を済ませており、工藤さんの実家や木村さんの自宅を行き来する姿が度々目撃されていました。木村さん自身、会見で「子供ができたから結婚するのではなく、もともと結婚を意識していた中で授かった」という主旨を明確に述べています。
一方で、当時の事務所の反応は平穏なものではありませんでした。旧ジャニーズ事務所のメリー喜多川氏らは、看板スターの電撃婚、それも妊娠4ヶ月での事後報告に激怒したと伝えられています。一時はドラマの降板やCM契約解除などのペナルティすら取り沙汰されましたが、木村さんの人気と商品価値、そして本人の「すべての責任は自分が負う」という毅然とした姿勢を前に、事務所側も最終的に結婚を認めざるを得ない状況へと追い込まれました。2000年12月5日に正式に入籍を済ませた二人は、芸能界の理不尽な掟に屈することなく、自らの人生の主導権を勝ち取ったのです。