過去の事件によってクラシカルなペニーオークションサイトは淘汰された。しかし、そのDNAは死滅していない。2026年の現在、形を変えた「進化型ペニオク」が、モバイルアプリやWeb3のプラットフォームで密かに増殖している。
例えば、「Bid-to-Earn(賭けて稼ぐ)」を謳う暗号資産ゲームや、ガチャ要素とオークションを融合させたスマートフォン向けアプリだ。「数分ごとに価格が下がる」「ソーシャルメディアでシェアすると入札チケットがもらえる」といった巧妙なゲーム化(ゲーミフィケーション)によって、かつての悪質な金銭搾取システムが見事に隠蔽されている。若年層やZ世代を中心に、それが古典的な詐欺手法の焼き直しであることに気づかないまま、投げ銭感覚で資産を流出させる被害が後を絶たない。